ころがる狸

ころがる狸のデータ解析ブログ

寝る前の戯言と環境問題

皆さんこんばんは、こんにちは。今日の東京はしとしと雨が降っています。週末には強い勢力の台風19号が接近します。ひどい影響がでないことを祈るばかりです。

先週カンクンから帰ってきましたが、時差ぼけの影響かいまいちよく眠れません。12時に布団に入っても深夜まで目が覚めていたり、眠れてもすぐに目が覚めてしまいます。おかげで日中は強い睡魔と闘ったりしています。仕事が捗るときは眠気は気になりませんが、難しい問題に取り組んでいるときは眠る誘惑に負けてしまいそうになります。今も頭が重いのですが、冴えない頭で文章を書きたいと思いました。

カンクン。世界最高のリゾート地の思い出はまだまだ鮮明に思い出せます。常に最高のサービスや食事を提供してもらいましたが、私たちが旅行に出ている間、地球温暖化対策サミットでのグレタ・トゥンベリ氏の怒りのスピーチが話題になっていました。環境破壊によって人類は大量絶滅の危機に瀕していると彼女は言い切りました。同じタイミングで小泉進次郎環境大臣がニューヨークのステーキ店で食事をし批判されていました。ステーキ肉はもちろん家畜の肉ですが、例えば牛のゲップに含まれるメタンガスは温室効果ガスのため地球温暖化を促進します。また大量の飼料(大豆など)が必要となるため、食料を生産するためにエネルギーが費やされ、畑を開墾するために森林が伐採されます。ブラジルのアマゾンで発生している人工火災は記憶に新しいですね。

人の大量絶滅のタイミングは計りかねますが、今の大量消費に支えられた豊かな時代がはたして1000年持続するのでしょうか。100年だったら持つかもしれない、あるいは200年。しかし500年となると怪しいのではないでしょうか。世界人口は今後も増え続け、その間大量の食糧が生産され、それを上回る規模で食料が廃棄されたり環境が破壊されます。地球上の資源は有限で、それを消費するごとに温室効果ガスが排出され地球は高温化していきます。もちろん科学技術は発展しますが、科学の発展のスピードを人間の環境破壊のスピードが優に上回っているのではないでしょうか。それは過去半世紀の歴史が証明していることだと思います。今の人類の消費が数百年続いたあとの世界は、正直あまり考えたくありません

カンクン。最高のリゾート地の維持には莫大なエネルギーが必要でしょう。常にいっぱいに供給される朝食ビュッフェ(そして余りは廃棄されるでしょう)。24時間途切れることのない噴水と冷たい冷房。これらの極上のサービスは永遠には保たれないと知りつつも、それを求め続ける人間の欲求の強さには解決しがたいジレンマがあるように思われます。

お付き合いいただきありがとうございます。それではおやすみなさい。