東京、埼玉、神奈川、千葉の4都県の感染状況を見える化しました。ソースデータは以下のものを使わせて頂きました。
東京都
埼玉県
千葉県
神奈川県
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/1369/
まずは下の図です。こちらは各都県のウェブページですでに記載されているグラフですが、4つ並べて表示しています。東京の感染者数が突出して多いことが分かりますね。埼玉、神奈川、千葉では比較的小規模に収まっていますが、3月下旬から感染者数が伸びています(このタイミングはオリンピックの開催延期が決定された時期とほぼ一致します)。
続いて4都県の感染者数を足し算してプロットし、それを指数関数でフィッティングした結果です。元のグラフがそもそも指数関数的なふるまいをしているかと言われると怪しいですが、まずはこういった素朴なモデルを立てました。このモデルが真であると仮定するなら、4月16日に日当りの感染者500人突破、4月22日に1000人突破、5月7日に5000人突破、5月13日に10000人突破するものと見込まれます。緊急事態宣言が出されたのが令和二年4月7日ですから、その効果が期待されるのは2週間後の4月21日ころでしょう。ですので4月22日ころに1000人突破は恐らく不可避で、その後外出自粛・休業要請の効果が表れ1日の感染者5000人は突破しないのでは、というのが私の楽観側の見方です。悲観側では、指数関数的な増加が続き日の感染者5000人突破が5月上旬に起こると思っています。
最後に、男女別の年代ごとの感染者数です。女性では20代、男性では40代に感染者数のピークがあることが分かります。以下、仮説ですが女性の働き盛りのピークが20代でその後産休等で離職率が増えるため感染リスクも減少、感染者数も減少ということでしょうか。また男性は40代の管理職世代は出勤せざるを得ない人が比較的多いように思います。それと喫煙率なども関係しているかもしれませんね。
今後もコロナ関係のデータを積極的に可視化してきます。