ころがる狸

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新型コロナ:東京都の市区別の感染者割合

こんばんは。本日2本目の新型コロナに関する分析を行いました。いつの間にか東京都のコロナ対策サイトに市区別の感染者数が掲載されていたので、それを分析してみました。もちろん市区ごとに人口が異なるため、単に感染者数が多いからといってその市区が特に新型コロナ感染リスクが高いということはできません。例えば世田谷区は感染者数が一番多いですが、人口もまた東京都1番です。なので感染者数を市区の人口で割り、1万人あたりの感染者数をプロットしました(以下の図をご覧ください)。感染者数が最も多いのは港区で、1万人あたり8.5人。2番目が新宿区で7.4人、3番目が渋谷区で5.2人、4番目が中央区で4.3人、5番目が目黒区で3.6人という結果になりました。逆に割合がもっとも低いのは八王子市で0.6人です。57万人の人口を抱えながら4月20日現在の感染者数は33人です。私はこれらの市区に対して特に詳しくはないので原因の考察はできませんが、市区ごとの感染者の割合には大きな差があることが分かりました(人口密度と対応しているのかな?と思ったのですが、東京都の人口密度トップ3は豊島区、中野区、荒川区なので必ずしも対応していませんでした)。

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東京都の市区別の1万人あたりの感染者数。10人以上の感染者がいる市区についてプロット。