春はあけぼの、夏のデータベースと言います。というわけで、今回はWindows10環境でRDBMS(relational database management system)の1つであるPostgreSQLを動かす際に遭遇するエラーメッセージの解決策を簡単にまとめます。
Windows10へのインストールと環境変数設定には以下の記事が参考になりました。それとミックさんの以下の本など。
www.dbonline.jp
- 作者:ミック
- 発売日: 2016/07/11
- メディア: Kindle版
psql:エラー:サーバに接続できませんでした
Windows10用のPostgreSQLインストーラを使ってインストールし、環境変数を設定するまでは良いと思います。しかしコマンドプロンプトからPostgreSQLに接続しようとすると、【psql:エラー:サーバに接続できませんでした】というエラーメッセージが表示されローカルホストに立ち上がるサーバーにアクセスできません。
こういう場合には、以下のコマンドを実行することでサーバーを起動できます。-D以下にはご自身の環境下でのdataフォルダのパスを指定してください。
pg_ctl start -D "C:/Program Files/PostgreSQL/12/data" サーバの起動完了を待っています....2020-08-14 23:57:14.482 JST [11924] LOG: PostgreSQL 12.4, compiled by Visual C++ build 1914, 64-bit を起動しています 2020-08-14 23:57:14.486 JST [11924] LOG: IPv6アドレス"::1"、ポート5432で待ち受けています 2020-08-14 23:57:14.487 JST [11924] LOG: IPv4アドレス"127.0.0.1"、ポート5432で待ち受けています 2020-08-14 23:57:14.535 JST [11924] LOG: ログ出力をログ収集プロセスにリダイレクトしています 2020-08-14 23:57:14.535 JST [11924] ヒント: ここからのログ出力はディレクトリ"log"に現れます。 完了 サーバ起動完了
この状態まで来たら、あとはpsqlコマンドでログインするだけです。これで適当なSQLコマンドを打つことでデータベースを構築できます。
psql -U postgres ユーザ postgres のパスワード: psql (12.4) "help"でヘルプを表示します。 postgres=# CREATE DATABASE shop; CREATE DATABASE
準備が整いました。本ブログでは機械学習技術に関して主にまとめてきましたが、今後はSQLやデータベースに関する記事を増やす予定です。どうぞお楽しみに!